省エネ住宅に必須!断熱材の仕組みと種類
2023.08.22
家づくりお役立ち情報
近年話題の省エネ住宅を実現するためには、断熱材が欠かせません。断熱材は家の気密性を高め、家の内外の熱の伝わりを抑制する役割を果たします。冷暖房効率の良い、快適な室温を保てる家づくりをお考えなら、断熱材について理解しておきましょう。
断熱材の「熱伝導率」とは?
「熱伝導率」という言葉をご存知でしょうか?熱伝導率は物体の熱の通しやすさを表す数値です。この数値が低いほど、断熱性能が高いということです。
住宅の断熱材に熱伝導率の低い素材を使用すると、家の外から中へと熱が伝わるのを遅らせることができます。空気は熱伝導率が低いため、断熱材には空気を多く含ませてあることが一般的です。
断熱材の種類と特徴
断熱材には大きく「繊維系」と「発泡系」の2種類があります。日本で広く使われている断熱材の一つが繊維系の「グラスウール」です。ガラスを溶かして繊維状にしたもので、比較的安価で軽く、加工がしやすいというメリットがあります。しかし、湿気によって断熱性能が低下するというデメリットも。
一方で発泡系の断熱材は、プラスチックを発泡させたものが代表的です。その中でも「発泡スチロール」がよく知られています。このタイプは耐水性があり変形しにくいという利点がありますが、価格が比較的高めという面も。断熱性能は長期間にわたって維持されます。
まとめ
断熱材を選ぶ際には、性能だけではなく、家の構造や環境にも配慮することが大切です。繊維系と発泡系の特徴を比較し、予算や建物の用途に合わせて適切な断熱材を選びましょう。家の断熱性能や省エネ住宅について気になる方は、専門家に相談してみることをおすすめします。
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