新築時こそ考えたい バリアフリー設備と対策

新築時こそ考えたい バリアフリー設備と対策

2022.10.01
家づくりお役立ち情報

バリアフリー住宅の作り方

高齢者や障害をお持ちの方が暮らしやすいバリアフリー住宅。
新築時にバリアフリー設備を望まれる方には、今すぐに必要な場合と、将来に向けて準備したいという場合があり、それぞれ準備の方法が異なります。

一口にバリアフリーと言っても、どのような住宅が過ごしやすいかは、お身体の状態によります。そのお身体の状態も刻々と変化していくもの。入念に準備をしても、必要な設備が変わることもあります。完璧に備えるより、必要に応じて設備を取り入れられるための準備が大切です。また、健康な家族も過ごしやすい設備にすることも重要ですね。

バリアフリー設備がすぐに必要な場合

高齢世帯のセカンドハウスや、高齢のご両親世帯との二世帯住宅、障害をお持ちのご家族がいらっしゃる場合などは、綿密なヒアリングに基づいて、ニーズに合わせた家づくりを行います。

例えば、手すりの設置であれば、利き手や使いやすい高さに合わせることができます。公共施設では手すりの高さはある程度定められていますが、実際に使いやすい高さは個人によってさまざま。体格に合わせることで、事故の防止につながります。また、ご家族が車椅子を利用する場合は、その方が一階だけで生活できるようにするなど、それぞれの状況に合った設計を行うことができます。

将来のことを考えてバリアフリーにする場合

将来を見据えてバリアフリーにする場合は、必要となった時に、柔軟に対応できる設計にしておくことが大切です。特に、玄関の上り框(あがりかまち)の高さを低くする、車椅子が通行できる有効幅員を確保するなど、施工後の改修が難しい対策は新築時に行うのがよいでしょう。
また、室内の段差の解消や、滑りにくい素材のフローリングなどは、ご家族全員があると嬉しい設備。将来の備えとして今からでも取り入れやすいですね。

一方で、後からできるバリアフリー対策は、必要になるまで待つという方法もあります。
例えば、体の不調や障害によって、利き手が変わることがあります。そのため、予め設置した手すりを外して付け直すケースも。手すりを設置する空間の余裕を持たせておけば、後から設置することができます。
今すぐに万全の対策をするのではなく、将来のリフォームに預金を残しておくという選択肢も検討してみはいかがでしょうか。

バリアフリーの家には万全のヒートショック対策を

ヒートショックによる死亡数は、交通事故での死傷者数よりも断然多い年間1万7000件。高齢者にとっては温度差も「障壁(バリア)」と言えます。室内・空間の温度差を減らすには、高気密・高断熱化が最も効果的です。断熱改修を後から行うのは費用が高くつくため、新築時に行うのがおすすめです。また、省エネ、住環境改善など、たくさんの恩恵があるんですよ。今から家づくりをする方は、ぜひ断熱対策を取るようにしてください。

有本建設なら、高気密・高断熱のバリアフリー住宅を作ることができます

有本建設の家は高気密・高断熱。バリアフリーはもちろん、冷暖房費を抑えられる省エネルギーの家を実現できます。丁寧なヒアリングでお施主様に合ったバリアフリー設計をご提案しております。将来にわたって安心して住まうことのできる家なら、有本建設にご相談ください。