地震に強い家を建てるなら 知っておきたい「耐震等級」
2022.12.10
家づくりお役立ち情報
大震災に備えた住宅とは?
2011年に発生した東日本大震災では、地震と津波により多くの住宅に被害が出ました。その数は、半壊住宅が約15万戸、全壊住宅は約11万5000戸にも及びます。住宅は自然災害によって損傷したり、壊れたりする可能性があります。これから住宅を建てる方は、震度6強〜7程度の地震に耐えられるか調べておくことをおすすめします。そこで今回は、目安となる「耐震等級」について紹介します。
耐震等級が定める項目
耐震等級は建物がどれぐらい地震に強いかを示し、下記の項目が定められています。
・損傷防止
数十年に一度は起こりうる地震の力に対して、大規模な工事が伴う修復を要するほどの損傷が生じないようにする。
・倒壊等防止
数百年に一度は起こりうる地震の力に対して、損傷は受けても、人命が損なわれるほどの壊れ方をしないようにする。
・免震建築物
地震による揺れを伝わりにくくするため、地震と建物の間に積層ゴムアイソレーターなど免震装置を設けた建物。
耐震等級3は数百年に一度の地震力の1.5 倍を想定
耐震等級は1から3まであります。この等級が高いほど、倒壊、崩壊等がしにくいことを表しています。耐震等級1は数十年に一度程度の地震力に対して、倒壊や崩壊しない耐震性が規定されています。耐震等級2は等級1の1.25倍の力を想定しています。さらに、耐震等級3においては、数百年に一度程度まれに発生する地震力の 1.5 倍の力に耐えることができるとされています。
まとめ
家を建てる際は、耐震等級はもちろん、耐風等級や耐積雪等級も確認しておくと安心ですね。もし気になることや疑問に思うことがあれば住宅の専門家に相談してみましょう。
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ぜひご相談くださいね。