家と家族を守る!液状化現象への対処法とは?
地震が起きた時によくニュースなどで耳にする「液状化現象」。何が原因で、どういった現象が起こるのかご存知でしょうか。家を建てたあと、その土地で液状化現象が起こってしまうと非常に危険です。そこで今回は、家を建てる際に知っておきたい、液状化現象について解説します。
液状化現象とは
液状化現象とは、地震が発生した際に地盤が液体のようになってしまう現象です。これにより地面が一時的にやわらかくなるため、建物を支える力が失われてしまい、大規模な被害を引き起こしてしまうのです。
地盤の液状化は、特定の条件が揃った場合に発生しやすくなります。具体的には、同一の成分や特定の大きさの砂が積み重なり、その地盤が地下水で満たされているという状況などです。このような地盤に地震の揺れが伝わると、砂と水の結びつきがゆるみ、水が地表に湧き出てしまうのです。
液状化現象への対策
もし液状化現象が発生すると、建物の重量が軽く基礎が浅い木造住宅は、傾斜や沈下などの被害を受けやすくなります。このような被害を最小限に抑えるためにも、事前に対策をしておきましょう。
まずは何よりも、液状化しやすい土地を選ばないことが重要です。地形を注意深く観察することで、液状化しやすい地域を判別できます。特に山地や台地などは液状化が発生しやすい条件が整っていることが多いです。また、ハザードマップを参考にすることで、液状化しやすい土地を事前に確認することが可能です。これらの情報をもとに、液状化のリスクがある土地を避けるようにしましょう。
もし液状化が起こりやすい土地を選んでしまった場合も、地盤改良工事を行うことで液状化を防ぐことができます。また、建物の基礎を均一な重さがかかる正方形の形にすることや、負荷を分散させる効果のあるベタ基礎を採用することも良いでしょう。
まとめ
もし家を建てた後に地盤が液状化すると、住宅に重大な被害が出る可能性が高まります。このような被害を修復するには、時間と費用だけではなく、日常生活にも大きな支障が生じるでしょう。そうならないためにも、事前に土地の液状化の可能性を確認すること、必要な対策をすることが大切です。
有本建設では、お客様のご要望を最大限に取り入れた家づくりを行なっています。家づくりでわからないことがあれば、お気軽にお問い合わせください。