「IH」のメリットとデメリット ガスコンロとの違いは?

「IH」のメリットとデメリット ガスコンロとの違いは?

2022.09.01
家づくりお役立ち情報

1990年に登場したIHクッキングヒーター。近年では普及率がじわじわと上がり、4軒に1軒はIHを使用しています。

現在はガスコンロを使用している人がIHを検討する際、「電気代が心配’」「今まで使い慣れてきたガスコンロの方がいいのでは」といった悩みが出てくることが多いようです。

IHとガスコンロには、どちらにもメリット・デメリットがあります。新居はどちらにしようかと悩んでいる人に向けて、今回は両者を徹底比較してみます。

安全性や利便性では「IH」の圧勝

-安全性 

ガスコンロの場合は、そばに置いていた食品の包装紙や、調理中の袖口、髪の毛などに火が燃え移るといった事故が起こるリスクがあります。

IHは火を使わないので、そういった事故や火事のリスクが低くなります。また、IHには空焚きやガス漏れなどの心配もありません。

安全性は、IHが圧倒的に高いと言えるでしょう。

-お手入れのしやすさ

ガスコンロは五徳など形状が複雑で、細かい部分に油汚れが入り込んでしまうと、掃除するのにとても苦労しますよね。

IHの場合は天板を拭くだけで掃除ができます。ガスコンロで発生する水蒸気がIHでは発生しないため、水蒸気による汚れがなく、お手入れのしやすさにつながっています。

-費用

ガス料金は、一般的には一日中同じ料金が適用されます。
また都市ガスに比べてプロパンガスは料金が割高といわれています。

一方、電気代の場合は契約によって値段が異なります。昼間が高く、夜間が安い料金プランを導入するなら、使用する時間帯によっては、節約につながるでしょう。

-熱がこもらない

IHは火を使用しないので、調理をしていてもキッチンの温度が上がりにくいというメリットがあります。夏場に火を使って調理するのはつらいもの。IHなら室内の温度を上げずに調理することができますね。

料理好きの方にはデメリットも

微調整ができない

IHは鍋底と接していないと温まらないため、中華鍋を煽って作るような本格的な中華料理などは、IHの構造上できません。調理にこだわりのある方は物足りなさを感じてしまうかもしれません。

火力も細かな調整はできず、IH対応の調理器具を選ぶ必要もあります。

賢く選んで快適な料理生活を

キッチンは毎日使うからこそ、調理器具も自分に合った物を選びたいですよね。
コンロはもちろん、キッチンの使い勝手やデザインでお悩みでしたら、有本建設までお気軽にご相談ください。