「ダブル発電」は本当にお得?太陽光発電を導入する前に知っておきたいこと
太陽光発電は、自然エネルギーを利用して電気を発電することができる環境にやさしい発電方法です。近年では環境問題に対する意識の高まりとともに、太陽光発電を導入する住宅が増えています。
太陽光発電を検討している方で「シングル発電」と「ダブル発電」のどちらにするかを悩む方も多いのではないでしょうか。今回は、ダブル発電とは何なのか、メリットとデメリットについても紹介していきます。
ダブル発電とは?
太陽光発電設備を導入する場合、一般的には「シングル発電」と「ダブル発電」の2つの選択肢があります。シングル発電は、発電設備に太陽光発電だけを利用する方法です。一方、太陽光発電に別の発電方法、もしくは蓄電設備を組み合わせることをダブル発電といいます。
ダブル発電のメリット
安定した電力供給
太陽光発電とエネファームを導入すれば、太陽光発電は昼間に、エネファームは夜間に発電ができます。お互いに補い合うことで、電力を安定的に供給することができます。
エネファームが売電に貢献
エネファームで作った電気は売電することはできません。しかし、昼間もエネファームを稼働させることで、太陽光発電で作る電気の売電量を増やすことができます。そのため、エネファームが間接的に売電に貢献することができます。
蓄電池で効率的に電気を使用
太陽光発電と蓄電池を組み合わせると、昼間に太陽光発電で作った電気を蓄電し、夜間に使用することができます。これによって使用電力を減らすことにつながります。
ダブル発電のデメリット
売電価格の変動
2023年現在は、ダブル発電とシングル発電の売電価格に違いはありません。住宅用太陽光発電1kWあたりの売電価格は通常16円(2023年度、10kW未満)となっています。
しかし、2018年まではダブル発電の方が売電価格が2割ほど低くなっていました。再生可能エネルギーの固定価格買取制度等によっても状況は変わっていくので、売電価格の変動には注意が必要です。
初期費用が高くなる
太陽光発電と合わせてエネファームや蓄電池も導入すると初期費用は高くなります。長期的な視野で見れば、発電量が上がりコスト削減につながることもあります。しかし、エネファームや蓄電池の導入費は決して安くはありません。
太陽光発電を検討するならプロに相談を
太陽光発電の導入は、地球環境にやさしく、かつ電気代の削減にもつながります。しかし、売電価格の変動や設置費用の高さといったハードルもあります。
注文住宅で太陽光発電を検討するなら、経験豊かなプロに相談するのがおすすめです。
有本建設ではお客さまの家づくりに関するお悩みやご相談を承っています。いつでもお気軽にお問い合わせください。