きれいな畳を長く維持しよう カビ対策と掃除法
何千年もの歴史を持ち、日本人の暮らしに寄り添ってきた「畳」。
心を和ませてくれるといった理由から、新築時に和室を望む方も多くいらっしゃいます。
しかし畳の扱いには注意が必要。特に新しい畳はカビが発生しやすく、しっかり対策したいポイントです。
今回は、きれいな畳を長持ちさせるために知っておきたいカビ対策をご紹介します。
畳のカビ対策法
湿気は大敵
風呂場など水回りでカビが発生しやすいように、カビの大きな原因は湿気です。湿気に気をつけておけば、畳のカビもかなり防ぐことができます。
そのため、畳の部屋は窓や扉を開けてこまめに換気するようにしましょう。除湿シートを敷くのも効果的ですね。ただし雨の日に窓を開けてしまうと逆に湿気が高くなってしまうので、注意が必要です。
また、洗濯物の部屋干しも湿度を上げる原因です。部屋干しする場合は、畳の部屋以外を使うことをおすすめします。
殺菌力の高い「酢」で予防
料理に使う「お酢」には強い殺菌力があり、汚れを防止する効果もあるのをご存知でしょうか。
まずバケツの半分ぐらいの量の水に、お酢を大さじ2杯加えて「酢水」を作ります。この酢水を使って畳を拭くと、表面に膜ができて汚れを防止してくれるのです。頻度は1ヶ月に1回程度がおすすめ。
その際に気をつけなければならないのは、酢水に浸した雑巾を固く絞ることと、拭き掃除の後はしっかり畳を乾燥させることです。水分が畳に残ってしまうとカビの原因になってしまうので注意してください。
それでもカビが生えたら
日本は世界の中でも湿度が高く、気をつけていてもカビが生えやすい環境です。もしカビが生えてしまったら、まずは自分で対処してみましょう。軽いカビなら取れる場合もあります。
まず、畳の目に沿ってゆっくりと掃除機をかけます。次に、10倍に薄めた酢水に雑巾を浸し、固く絞って丁寧に吹きましょう。エタノールをスプレー容器などに入れて吹きかけ、歯ブラシなどでこするとカビが落ちる場合もあります。カビを落とした後は乾拭きをしてよく乾燥させることを忘れずに。
それでも落ちなかったカビや酷いカビは、プロに頼んできれいにしてもらいましょう。
新築時に湿気対策をして快適な和室に
日本人の生活と密接に関わりのある畳。私たちの気持ちをリラックスさせてくれる場所は、清潔に保っておきたいですよね。
有本建設ではお客様のご要望を最大限取り入れたお家作りを、経験豊富なスタッフが実現いたします。
ぜひご相談くださいね。