床暖房とエアコン、新築に導入するならどちらがいい?

床暖房とエアコン、新築に導入するならどちらがいい?

2023.12.01
家づくりお役立ち情報

家を建てたあとに床暖房を施工するのは難しいものです。そのため多くの方が、新築時に床暖房を導入して快適な冬を過ごしたいと望んでいます。しかし導入を迷う理由の一つがエアコンとの比較です。

「エアコンがあれば床暖房は必要ないかも」と感じる人もいるでしょう。そこで今回は床暖房とエアコンの比較や、床暖房のメリットをご紹介します。

床暖房とエアコンどっちを選ぶ?

床暖房とエアコンでは、体の温まり方に違いがあります。足元から暖めるのが床暖房、上から暖めるのがエアコン。床暖房の方が快適だと感じる方が多いようです。

例えば、どちらも20度に設定して部屋を暖めた場合、床暖房では床表面が27度で室内全体が均一に20度になります。

一方で、エアコンは床表面が15度、足元が17度、胸元から頭が20度で温度の差が生じます。結果として、体の温まり方は床暖房の方が優れており、より心地よく感じられると言われています。

新築で床暖房を導入するメリット

では、床暖房をつけると具体的にはどんなメリットがあるのかを見ていきましょう。

集中力の向上

床暖房とエアコンの環境下で実験を行った結果、床暖房は勉強や仕事に適した環境であることが明らかになりました。足元から温める床暖房は「頭寒足熱型」であり、エアコンは「頭熱足寒型」です。「頭寒足熱型」の方が集中力の安定、記憶能力向上、短期記憶再生において優れているので、床暖房の方が学習環境に適していることがわかります。

安全性

床暖房はヒートショック現象のリスクを軽減する効果があります。ヒートショック現象は急激な温度変化によって体がダメージを受けることで、ときには命を奪うこともあります。床暖房によって室内の温度変化が緩やかになると、この現象を予防することができます。

また、こたつやヒーターといった一部分しか暖まらない暖房器具は、どうしても動くのが面倒に感じてしまいます。しかし床暖房は部屋全体を暖めるため、室内でより快適に行動することができます。そのため床暖房を利用している家では、お年寄りでも日常の活動量が増えるそうです。

床暖房を導入するなら高気密・高断熱の家

暖房効率を向上させるには、家の断熱性能と気密性能が重要です。高気密・高断熱の住宅は室内の熱が外に逃げにくくなり、効果的に部屋を暖めることができます。床暖房には電気式や温水式などさまざまな種類があるので、専門家と相談しながら自分にあった設備を選びましょう。

まとめ

エアコンと比較すると床暖房は部屋全体を暖めるため、より暖かく感じる人が多いでしょう。頭寒足熱型の床暖房は、集中力向上やヒートショック現象の予防にも効果的。

床暖房の導入を検討しているなら、住宅のプロに相談してみることをおすすめします。

有本建設では、お客様のご要望を最大限に取り入れた家づくりを行っています。お気軽にお問い合わせください。